世間でよく耳にするあの『ハイレゾ』…
あちこちで見かけますが、
ちゃんと理解している人って少ないんじゃないでしょうか??
今回は初心者の方にもわかりやすいよう、
「ハイレゾ」ってどんなものなのか?
「ハイレゾ」にはどんな特徴があるのか?
を解説してみます。
この機会にきっちり押さえておきましょう♪
【①ハイレゾとは?】
簡単に一言で言うと、
サンプリング周波数「○○kHz」
と
ビット数「○○bit」がCDよりも高い曲
のこと!
…とは言っても「サンプリング周波数」と「ビット数」ってなんぞや?
って話ですよね(笑)
ものすごい専門用語のように見えますが、そんなに難しくないのでそれぞれ簡単に見ていきましょう。
【②サンプリング周波数/ビット数とは?】
現代では、iPodやウォークマンで音楽を聴くことができますよね?
そんなの当たり前じゃん、って話ですが、
これってすごいことだと思いませんか??
昔の人たちはそんな便利な道具はないですから、
音楽を聞きたかったら「生の演奏」を聞くしかなかったわけです。
今でもライブにはライブの良さがありますが、
それ以外では一切音楽が聴けないなんてツラいですよね…
ほんと、今の時代に生まれてよかった…!!
というわけで、
私たちがiPodなどで聞いているのは生の演奏そのものではなく、
「録音された音楽」なわけです。
録音されたってことは、つまり「デジタル化された」音楽っていうことですね 。
この「音楽を録音してデジタル化する」過程には、
「どれくらい細かくちゃんと録音するか」という問題があります。
音声っていうのは「波形」ですから、この波形のデータを取っていくのですが、
データを取る際にポイントが2つあります。
1つめは『1秒間あたりに何回データを取るか?』です。
2つめは『音の大小を何段階に分けるか?』ですね。
この、
1つめの『1秒あたり何回データを取るか』を『サンプリング周波数』と言い、
2つめの『音の大小を何段階に分けるか』を『ビット数』と言います。
この数値がとても高いものを「ハイレゾ」と呼ぶわけですね!
要は、音楽をかなり細かく記録したものを「ハイレゾ」というわけです!
CD音質だと、一般的には44.1kHz/16bitになります。
つまり
「1秒間あたりに44100回データを取り、音が大きくなったり小さくなったりの変化を2の16乗(=65536)段階に分けて記録しましたよ」
という意味ですね。
これに対して、
ハイレゾだと96kHz/24bitや192kHz/24bitといったものが一般的です。
もし96kHz/24bitであれば、
「1秒間あたりに96000回データを取り、音が大きくなったり小さくなったりの変化を2の24乗(=16777216)段階に分けて記録しましたよ!!」
という意味ですね!
途方もない数字ですが、
ハイレゾのほうが相当細かく録音されているのがわかりますね!
だから音楽を再生した際にも、
CD音質よりハイレゾ音質のほうが音が細かく、なめらかだと言われるわけです。
【③実際に聞き分けられるのか?】
「じゃあ実際聞いてみたらその違い、聞き分けられるの??」
というのは自然に出てくる疑問ですよね(笑)
これは皆さんで試してみるのが一番よいですが、
正直、そこまで劇的な違いは感じられません。
同じ曲でCD音質のものとハイレゾ音質のものをじっくり聞き比べればだいたい分かると思いますが、
普段普通に聞いている分にはCD音質でも問題はないでしょう。
ですがやっぱり好きな曲はできる限り高音質で聴きたいもの。
CD音質にするか?
ハイレゾ音質にするか?
それは、曲に応じて決めていってもいいかもしれませんね。