ハイレゾイヤホンも、発売当初に比べるとかなり安く・お手頃価格で手に入るようになりましたね!
別の記事で「ハイレゾ対応=高音質」とは限らないという話をしましたが、
当然、「ハイレゾ対応」でかつ高音質なものも存在しています!
今回はそんな、
『ハイレゾ対応の高音質イヤホン10選』
を紹介していきます!
ハイレゾイヤホンの紹介サイトというのは他にもたくさん存在していますが、
正直「これ本当にちゃんと聴いて載せているのかな…」
と思えるようなコメント・ランキングのものがあります。
今回紹介する10機種は全て管理人が実際に試聴して良いと思ったもの
(10機種中6機種は管理人が個人所有もしています)
だけを載せています。
値段順に紹介していきます。
ではいってみましょう!
①茶楽音人 “Co-Donguri雫” (参考価格4,300円)
管理人オススメ度:★★★★★(5/5)
音の印象:バランス良し
そのコスパの良さ・人気の高さから、最初は1色でしたが次々とカラバリが登場したこのイヤホン!
今回紹介する中では唯一「シュア掛け」という、ケーブルを耳の上から後ろに通すスタイルの装着が可能になっています。
とても装着に安定感があり、遮音性も上がるメリットがあります。
(通常の、ケーブルを耳の前から垂らす装着も可能。)
低価格とは思えない解像度・音のバランスの良さを誇り、低音はしっかり曲全体を支え、高音は刺さらない程度に伸びやかです。
美音でありながら、エモーショナルな臨場感までも再現する、素晴らしいサウンドです。
ケーブルもしなやかで絡まりにくく、タッチノイズも感じにくいです。
ハイレゾイヤホンの入門にまさにピッタリな1本ですね!
ちなみに管理人も所持しており、付属イヤーピースが合わないのでaudio-technicaのSOLID BASS用イヤーピースに付け替えています。(500円くらい)
②intime “碧(SORA)” (参考価格4,830円)
管理人オススメ度:★★★★★(5/5)
音の印象:バランス良し
『2017年 1番オススメするイヤホン』に認定したいくらいです!!
すさまじい高音質、ハイコスパ。
低価格イヤホンが次の世代へと進化したな、と感じさせられたモデルでした。
まさかのこの価格でハイブリッド構成、セラミックツイーターを採用したドライバーユニットは、
どこまでも伸びゆく高音域の清々しさを再現してくれています。
ボディは真鍮製となっており、少々重めですが、クリアさの中にどこか暖かみを感じさせるサウンドに貢献していますね。
低音は、太くはないです。ですが、薄さは全く感じさせません。
本来あるべきちょうどいバランスですね。
10万円以上するイヤホンを何本も所持する管理人が聴いても、全く物足りなさを感じさせず、「おやおやこれは困ったイヤホンが出てしまったな」と思ったほどです(笑)。
価格破壊もいいところですね…。解像度めちゃくちゃ高いですよ。
もちろん買いました(笑)。
もし欠点を上げるとしたら、やはりその「重さ」と「耳に挿す部分(=ステムと言います)が大きめ」ということでしょうか。
残念ながら耳穴の小さな方には合わなそうです。
普通の耳の方であれば、むしろ付属イヤーピースの質がいいので装着感良好でしょう。
③ZERO AUDIO “ZERO BASS-03″ (参考価格4,680円)
管理人オススメ度:★★★★★(5/5)
音の印象:弱ドンシャリ
低価格でコスパの高いイヤホンを次々とリリースしてきたものすごい日本メーカー”ZERO AUDIO”から新製品です。
前世代の”CARBO TENORE/BASSO”も数々のコスパ賞を受賞するなど人気が高く、いったいこれ以上どうやって進化するんだろう…
と疑問に思ったほどでしたが、まさに正統進化を遂げてきました。
定評があった音の迫力・厚み・太さはそのままに、音場の広さと解像度の高さを上げてきましたね。
名前に”BASS”と付いているわりには低音はそこまで主張してこなくて、弱ドンシャリ程度にとどまっています。
デザインもスタイリッシュかつシックなところがとても好印象です。
音楽をよりロックに、臨場感たっぷり、ノリ良く聴きたい方にピッタリなイヤホンです。
④PHILIPS “SHE9730″ (参考価格5,400円)
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【新製品】PHILIPS(フィリップス) SHE9730 BK(ブラック) 【原音に忠実な高音質インイヤー型ヘッドホン】【送料無料】ハイレゾ対応カナル型イヤホン(イヤフォン) 価格:5,370円 |
管理人オススメ度:★★★★☆(4/5)
音の印象:ドンシャリ
有名イヤホン専門店「e-イヤホン」で数年間売り上げトップに君臨し続けてきた「キューナナシリーズ」から、ついにハイレゾ対応機種が登場してきました。
「SHE97○○」と続いてきたキューナナシリーズは、一貫して「量感のある低音」と「奥行きの深さ・臨場感」を推してきており、
今回のハイレゾモデルもその傾向を踏まえていました。
もともとキューナナシリーズが大人気となったのは3,000円程度という低価格×高音質を実現したからで、
5,000円オーバーとなってしまうとそのコスパ感も若干薄れてしまうかもしれませんが、
キューナナファンにとっては朗報だったのではないでしょうか。
SHE9713、SHE9720と比べると解像度が高くなっており、クリアさ・エッジの強さが目立ち、進化した部分はしっかり感じられるようになっています。
⑤ZERO AUDIO “CARBO MEZZO” (参考価格5,800円)
管理人オススメ度:★★★★☆(4/5)
音の印象:ドンシャリ
先ほどの”ZERO BASS-03″よりもはっきりしたドンシャリとなっており、ロック系の曲とはベストマッチです!
いわゆる重低音というサウンドの仲間入りですね。
相変わらずのスタイリッシュなデザイン…かっこいいです(笑)。
少々独特の鳴り方をしており、いい意味で「ジャリッとした感じ」というか、
臨場感と迫力のとてもある機種です。
解像度は高く、籠もったり刺さったりという感触はないので聞きやすい重低音ですね。
⑥SoftBank SELECTION “SE-5000HR” (参考価格6,240円)
管理人オススメ度:★★★★★(5/5)
音の印象:バランス良し
ここまでの低価格モデルとは一線を画す、格の違いを見せつけてくれる一本です!
音の鳴らし方に余裕があり、味付けも少なく、原音忠実なサウンドと言えますね。
他のイヤホンでは鳴っていたことに気づかなかった音を、再発見するきっかけにもなるでしょう。
特に高音域の余韻が美しく、感動を誘います。
金管楽器を彷彿とさせるようなアルミニウムの本体もきれいです。
管理人も所持していますが、装着感だけ、あと一歩惜しい感じがあります。
全体的に縦長のデザインのため、耳からけっこう飛び出す形になり、
軽いので落ちたりずれたりはしませんが、もう少しギュッと耳奥まで入ると文句なしなんだけどな…
という感じです(笑)。
音がとてもいいだけに、ちょっともったいない気がする。
⑦campino audio “CP-IE300H” (参考価格6,500円)
管理人オススメ度:★★★☆☆(3/5)
音の印象:高音がきれい
あまり聞き慣れないメーカーですが、公式サイトを見ると他にリリースがないので、このイヤホンが第一本目の発売となるようです。
デザイン・音質ともに完成度はとても高く、優等生的なサウンド。
低音は控えめで、金属筐体の良さを活かした煌びやかな高音域が特徴的です。
クラシックなどにはちょうどいいでしょう。
ただ少し、没個性的というか、特徴があまりない印象も受けます。
「ハイレゾ対応」というのは1つ大きなポイントにはなるでしょうが、他に「このイヤホンじゃなきゃ!」というのが見つけにくい…。
いいイヤホンではあるのですが、選択肢の第一候補としては上がりにくく、セカンド機・サブ機としてのイメージが強いです。
⑧SONY “MDR-EX750″ (参考価格8,700円)
管理人オススメ度:★★★★★(5/5)
音の印象:バランス良し
専門店だけでなく、ちょっとした家電量販店にも置いてあるので、多くの人が目にしたことのあるイヤホンではないでしょうか。
最大手電機メーカー、SONYの名前は伊達ではなく、とても完成度の高い逸品です。
低音~高音までのバランスがよく、つながりがなめらかで、かつSONYお得意の臨場感がうまく融合した感じです。
空間の広さを確保する4芯構造 銀メッキ銅ケーブル、アルミ筐体、
音質以外にもケーブルに縦の溝を入れることで絡まりにくさを実現したり、
(同じことをやっているメーカーはありますが、結局絡まってることが多い…)
とても隙のない製品に仕上がっています。
管理人も所持していますが、正直、この価格帯の中では一番使いやすいです。
ロック、ポップス、ジャズ、クラシック… 全てのジャンルにマッチするそのサウンドは、万人に受け入れられる王道のイヤホンと言えるでしょう。
⑨maxell “MXH-GD100″ (参考価格9,000円)
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MXH-GD100BK【税込】 マクセル ハイレゾ対応カナルイヤホン(ブラック) maxell Graphene [MXHGD100BK]【返品種別A】【送料無料】【RCP】 価格:9,030円 |
管理人オススメ度:★★★☆☆(3/5)
音の印象:高音が伸びやか
ダイヤモンドより硬い素材「グラフェン」を振動板に使った革新的なイヤホン。
高音域が40kHz以上再生可能なイヤホンを『ハイレゾ対応』と言いますが、それをはるかに超えた70kHzまで再生可能というのだから、とんでもないですね(笑)。
実際に聴いてみると、とにかく高音域が伸びやか。
ギリギリ刺さらないところまでシャープに、かつ原音忠実に伸びきります。
当然人間の可聴域を大幅に超えているので、70kHzまで伸びているのかどうかなんてことはわかりませんが、
余韻が豊かなのは感じられます。
特に女性ボーカルなどがきれいに聞こえますね。
低音もちゃんと出ているので様々な楽曲に対応できます。
⑩ONKYO “E700M” (参考価格9,600円)
管理人オススメ度:★★★★★(5/5)
音の印象:バランス良し
とても音場が広く、立体的に音楽が聴けます!
ONKYOならではの繊細かつ透明感のあるサウンドで、聴く人を魅了してやみません。
セミオープンというタイプのイヤホンになっており、これが空間の広さにつながっていますが、
特に音漏れがしたり遮音性が悪かったりということはないので安心。
ハイレゾ音源というのは通常のCD音源と比べ、空気感や臨場感の再現が秀でていると言われますが、
それをうまい具合に耳に届けてくれる印象があります。
やわらかさ・あたたかさを感じられるサウンドですね。
ゴリゴリの重低音・ロックサウンドには向きませんが、それ以外であればとても気持ちよく音楽が聴けます。
発売当初は15,000円以上した高価なモデルで、今ではかなりコスパの高い一本になっています。
【まとめ】
以上、おすすめ10選でした。
どれも素晴らしいイヤホンで、どれを手に入れても素晴らしい音楽体験ができるでしょう。
ちなみに、他には「NUARL NE110」、「radius HP-NEH31」、「radius HP-HZD11R」、「ELECOM EHP-CH2000」、「ELECOM EHP-CH1010A」、「ELECOM EHP-CH3000」、「ZERO AUDIO DUOZA」、「LEPLUS 極の音域 Hi-Res ALTAIR」など、色々と候補を聴いていきましたが、今一歩という感触でした。
ただ、これらのイヤホンがダメということは全くなく、むしろ人の好みは千差万別なので合う人もいるかもしれません。
ぜひ自分に合った一本を見つけたいですね。