「MP3」とか「ハイレゾ」とか、聞いたことはあるけどどう違うの??
っていう疑問を持つ方、
意外と多いんじゃないでしょうか?
音楽には、いろいろな「フォーマット」があります。
「MP3」は馴染み深いかもしれませんが、「AAC」「WAV」「FLAC」「Appleロスレス」など、有名なものがいくつかありますね。
今回は、
それぞれのフォーマットの特徴・扱い方
を見ていきましょう。
これを知っておくと、
「どのフォーマットが音質がいいのか」
「自分のプレーヤー(スマホも含めて)に合うフォーマットは何か」
がわかるようになります!
○○GBっていう容量と相談しながら、自分に合った形で音楽を楽しんでいきましょう♪
【音楽がデジタル化されるまで】
アーティストの演奏は、リスナー(消費者)に届けるためにその音声をデジタル化させられます。
このときレコード会社は、数年前まではすべてCD音源として録音してきました。
この録音されたデータは、そのままCDとしてショップなどで販売・レンタルされるか、
またはネットでのデジタル配信用にデータを圧縮し、レコチョクやiTunes、Moraなどで販売されます。
●CDそのままの場合は、基本的に「WAV」というフォーマットになります。
●デジタル配信用に圧縮する場合には、「MP3」か「AAC」になることが多いです。
最近になると、CD音源以外の録音方法(デジタル化技術)が出てきました。
これが、よく言う「ハイレゾ」ってやつですね!
この録音方法だと、CD音源で録音するより高音質でデジタル化することができます!
曲のもつ絶妙なニュアンス、空気感、臨場感などを保つことができ、
Sonyの宣伝文句を借りれば
「『聴く』から『感じる』」音へとスケールアップすることができます。
例えて言えば、DVDとBlu-rayの違いみたいなもんですね。
●ハイレゾ音源は、基本的に「FLAC」というフォーマットになります。
なお、今でもCD音源の録音は普通にされていますよ。
1曲を、CD音源とハイレゾ音源の両方で録音し、販売することが多くなってきました。
値段的にはCD音源<ハイレゾ音源 って感じです。
同じ曲でもハイレゾのほうが倍以上しますね。
またこの「FLAC」というフォーマットは「可逆圧縮」と言って、
「圧縮して保存するけどその曲が再生される時には圧縮前に戻る」という最強・便利な形式と言われています。
他の可逆圧縮の形式としては、iPod&iPhone専用の「Appleロスレス」、ウォークマン専用の「AAL(ATRAC Advanced Losslessの略)」などがあります。
この形式を使うことで、音質を損なわず容量も削減できる、というメリットがあります。
「FLAC」「Appleロスレス」「AAL」などは、CDを買ってパソコンに取り込む時にフォーマットを設定することで取得可能です。
【音源フォーマットごとの特徴】
以下の表でここまでの話をまとめてみました!!
左から右にいくに従って音質がUPしていますね!
MP3なんかとハイレゾを比べると、音楽を聴いていてはっきりわかるくらい音質が違います。
でも同時に、1曲あたりのデータ量も大きくなっているのがわかるでしょうか。
音楽に充てられる容量が16GB以下の場合、FLACやAppleロスレス、AALで取り込むのは 厳しいですね…。
あまり曲数を入れないうちに一杯になってしまいます。
その場合は、MP3(or AAC320kbps、MP3とAACは大差ありません)の320kbpsがオススメです!
MP3にも何種類かあって、最大で320kbpsになります。
これより低くなってしまうと、かなり雑な音声になってしまいますね…。
特に高音部分がかなりジャリジャリした感じになり、はっきり言って「いい音」とは言えません。
ドラムなど打楽器系の音も抜けが悪くなり、こもったような感じになってしまいます。
ちなみにiTunesで配信されているのはAACの256kbpsです。
なのであまりオススメはしません… 。
32GB以上ある方は、FLACなどの可逆圧縮フォーマットで取り込んでもいいと思います!
ただし、32GBピッタリの場合は、曲数が200曲とか300曲以上あるならちょっと注意ですね。
入りきらないかもしれません…(笑)
64GB以上あれば問題ないでしょう!
一応、Micro SDカードを入れるっていう手段もあります。
Micro SDだったら16GBとか32GBとか売ってますからね。
でも、音楽再生時にノイズが入ることがあるのでベル太はあんまり使いません。
もし使うなら『CLASS 10』のSDカードを買うようにしましょう!
読み込み速度が速く、ノイズもある程度軽減できます。
あとは、SONYから音楽専用の高音質SDカードが発売されています。
これならノイズもなく、音質もかなりいいようですね!!
ただ、64GBで14,000円…高い!w
だったら1万円以上のいいイヤホン買ったほうがいい気がしますが…
一応載せておきます(笑)
知らない方もいると思うので。
あとは、可逆圧縮フォーマットについて、注意点!!
機種により、対応している/対応していない があります!
当然Appleロスレスをスマホで再生することはできません。
また、FLACは安価な音楽プレーヤー、安価なiPod・ウォークマンだと対応していないことがあります。
「ハイレゾ対応」の機種なら、FLACは大丈夫です。
よく注意してフォーマットを選ぶ必要がありますね~。
【まとめ】
説明が長かったですが、
表を見てもらえればだいたいわかると思います!
「安くて高音質!」を目指すには、
そんなに専門的な知識まではいらないでしょうが、
今回お話しした内容は頭に入れておくといいと思います!
もしみなさんの周りに音源フォーマットのことでお困りの方がいたら、
ぜひ教えてあげてください。