iPhone7以降でイヤホンジャックがなくなり、多くの人がびっくりしたことでしょう。
今までiPhoneで音楽を聴いていた人の中には、「どうしたらいいの!?」と困惑した方もいらっしゃると思います。
それに伴って、様々なブログ・サイトで、iPhoneで音楽を聴くための方法が解説されてきました。
しかし、それらの記事を見ていくと全ての方法を網羅した記事が少ないこと、そして結局
「方法ごとの音質の違いはどうなのか?」
について触れられた記事がとても少ないことに気づきました。
ということで、
このサイトでもiPhone7で音楽を聴く方法について、まとめて解説していきます!
あくまでガジェットや機械系の視点で話をするのではなく、
「音楽を聴く」というオーディオ・リスニングの視点から話をしていきます。
我々が知りたいのは、流行がどうとか仕組みや原理がどうといったことではありません。
音楽の好み・聴き方のスタイルは十人十色です。
それぞれが自分に合った方法で、予算や目的に合わせて音楽を聴ければOKなのです。
では、見ていきましょう!!
【iPhone×イヤホン 全ての方法はこれだ!】
まず、大きいカテゴリで言うと2つに分けられますね!
1つは有線で聴く方法。
もう1つは無線(ワイヤレス)で聴く方法。
ここまでは知っている方が多いでしょう。
ですが、一口に「有線」「ワイヤレス」と言ってもそれぞれいくつかの方法があるんです。
合わせると、
方法は全部で6つ!
それがコレです↓
【有線】
[A.”間に挟む”系]
①”Lightning-3.5mm変換アダプタ”を挟む
音質★☆☆☆☆ 携帯性★★☆☆☆ 価格の手頃さ★★★★★
②”ポータブルアンプ”を挟む
音質★★★★★ 携帯性★☆☆☆☆ 価格の手頃さ★★★☆☆
[B.”Lightning端子に挿す”系]
③Lightning端子が一体型になっているイヤホンを挿す
音質★★☆☆☆ 携帯性★★★★☆ 価格の手頃さ★★★☆☆
④ケーブルを交換してLightning端子に挿せるようにする
音質★★★★☆ 携帯性★★★★☆ 価格の手頃さ★☆☆☆☆
【ワイヤレス】
⑤ワイヤレスイヤホンを使う
音質★★☆☆☆ 携帯性★★★★★ 価格の手頃さ★★★☆☆
⑥ケーブルを交換してワイヤレスに変えてしまう
音質★★★☆☆ 携帯性★★★★★ 価格の手頃さ★☆☆☆☆
これで方法は全部です!
重視したいのは音質?持ち運び?それとも価格?
もう少し詳しく順番に見ていきますので、自分に合った方法を選びましょう!
[A.”間に挟む”系]
①”Lightning-3.5mm変換アダプタ”を挟む
音質★☆☆☆☆ 携帯性★★☆☆☆ 価格の手頃さ★★★★★
画像の白いもの=『Lightning-3.5mmヘッドホンジャックアダプタ』はiPhone7に付属してきますね!
それを使います!ですので、追加でお金はかかりません。
イヤホンも今まで使っていたものでOKです。一番簡単な方法です。
ただし音質は正直微妙です(笑)。
別に悪くはありません。ですが良くもありません。
特に音質にはこだわりがなく、聴ければよい方には問題ないでしょう。
ちなみに付属のアダプタだと音楽を聴きながら同時に充電ができないのが難点です。
そんな時はコレ↓が便利ですね。
これならイヤホンを挿す所と充電を差す所が分岐しており、同時にできます。
このメーカーさんは価格もお手頃で評判も良いのが特徴です。
②”ポータブルアンプ”を挟む
音質★★★★★ 携帯性★☆☆☆☆ 価格の手頃さ★★★☆☆
↑金属の四角い箱のような物体がポータブルアンプ、通称『ポタアン』です。
実は、もともとは「イヤホンジャックがないプレーヤー用」に開発されたのではありません。
本来の目的は「プレーヤー単体では再現できない高音質を実現するため」につくられたものです。
イヤホンジャックがなくなった騒動が起こるずっと前からありました。
少しイヤホンマニア的な要素が入ってくるかもしれないですね。
ポタアンの存在を知らない方もけっこういるんじゃないでしょうか。
ですが、iPhone7でイヤホンジャックが無くなってから、iPhone7用としても注目を集め始めました。
その音質はまさにピカイチ。iPhoneとは次元が違うレベルで高音質です。
ただし見てわかる通り、かさばります(笑)
一応メーカーさんも工夫を凝らし、背面にシャツに留めるクリップを付けたり軽量化を図ったりはしていますが、移動中には不向きです。自宅や建物内、大学の図書館内などで使う分にはちょうどいいでしょう。
ポタアンの価格は正直ピンキリです。
オススメをいくつか載せておきますね!全てハイレゾ対応です。
●Logitec “LHP-AHR192″(ゴールド/シルバー)
※LHP-CHR192はハイレゾイヤホン付きモデルです。ポタアン単体はLHP-AHR192。
●Cozoy “TAKT”
●radius “AL-LCH91W”
●radius “AL-LCH81K”
この中でも特にオススメなのはLogitecの”LHP-AHR192″です。コスパに優れ、メジャーなポタアンですからね。2015年発売で、当初は1万円以上したのですが随分安くなりました。(というかAmazonでの価格がかなり良心的です。)発売直後でもけっこう売れていた記憶があります。
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[B.”Lightning端子に挿す”系]
③Lightning端子が一体型になっているイヤホンを挿す
音質★★☆☆☆ 携帯性★★★★☆ 価格の手頃さ★★★☆☆
有線なら、これが一番シンプルでわかりやすい方法です。
画像の通り、イヤホン自体のジャック側が通常の3.5mmミニプラグではなくLightning端子になっているので、そのままiPhoneのLightningに挿せばよいだけ。
要は挿す場所が変わるだけです。
音質はイヤホンに左右されます。★2にしていますが、高価なLightningイヤホンなら★4くらいまでは上がりますね。
オススメどころはコレです!↓
●リンクス “IC-Earphone”
●AKG “N20LT”
●radius “HP-NHL11R”
●radius “HP-NHL21R”
特にオススメは、radiusの”HP-NHL11R”です!
人気の機種で、発売は2016年の4月。そう、実はiPhone7が出る前から人気なのです。つまりイヤホンジャックがあった頃から人気で、iPhoneでは再現が難しかった「厚みのある臨場感サウンド」を実現してくれました。
iPhone7が出てからはさらに人気が加速し、「ちょっとお金をかけてもいいから、手軽に高音質を聴きたい」ユーザーにとって救世主的な存在になっています。
こちらもAmazonが良心的ですね。もとは2万円以上するイヤホンですから。
④ケーブルを交換してLightning端子に挿せるようにする
音質★★★★☆ 携帯性★★★★☆ 価格の手頃さ★☆☆☆☆
こちらはあまり一般的ではないので、サラッといきましょう!
イヤホンケーブルを純正のものから他へ交換することを「リケーブル」と言いますが、
ケーブルがもともと着脱式になっているイヤホンはこれが可能なんですね。
↑こういうイヤホンです。
リケーブルをして、Lightning端子のケーブルに換装します。
交換用のLightningケーブルが高価になるため、そのグレードに釣り合うイヤホンを選ぶとこれまた高価になってしまいます。
ですので、
「iPhoneにこだわりがあって、予算に余裕があるから数万円かけて最高のリスニング環境を整えたい!」
という方にはいいですね!
《交換用Lightningケーブル》
●SHURE “RMCE-LTG”(MMCX)
●Beat Audio “Silversonic BEA-4345″(2PIN)
●Beat Audio “Silversonic BEA-4338″(MMCX)
《合わせて使いたいリケーブルイヤホン》
●SHURE “SE-215 special edition”(MMCX)
●Ultimate Ears “UE900s”(MMCX)
●JH AUDIO “MICHELLE”(2PIN)
【ワイヤレス】
⑤ワイヤレスイヤホンを使う
音質★★☆☆☆ 携帯性★★★★★ 価格の手頃さ★★★☆☆
音質、予算、使い勝手のバランスを総合的に見て、この方法が一番メジャーではないでしょうか。
昔はワイヤレスと言うとかなり音が悪い印象でしたが、新しいBluetoothの方式が誕生し、2017年ごろからはワイヤレスイヤホン自体も質の高いものがリリースされ、改善されてきました。
普通に聴く分にはまったく問題ないレベルまで向上しています。
ケーブルが絡まったり邪魔になったりもしないので、身軽さに慣れると有線に戻れなくなります(笑)。
ただ1つ気をつけなければいけないのは、「接続の安定性」。
イヤホンのチョイスを間違えると再生中にブツブツ途切れて、満足に音楽を聴けません。値段が高くても接続不安定なイヤホンもあるので、要注意。
オススメはコレですね!↓
●TaoTronics “TT-BH07”
●Skullcandy “SmokinBuds2 Wireless”
●Plantronics “BackBeat Go3”
●ERATO “Rio3”
●ERATO “Muse5”
●ERATO “Apollo7s”
最初の4つ TT-BH07、SmokinBuds2 Wireless、BackBeat Go3、Rio3は管理人も持っているので、当サイトで試聴もできます。
TaoTronicsの”TT-BH07″は特に素晴らしく、音質や接続安定性だけでなく耐汗性能にも優れ、安心して使い倒せます。イチオシです。
ERATO製の3つは、「左右独立型」と言って耳栓のような形になっています。首にかける部分のケーブルすらないので、これ以上ない軽快さですね!最上位モデルのApollo7sに至っては音質の素晴らしさだけでなく、独自の技術で立体的な鳴り方を演出したり多少水没しても大丈夫なレベルの防水性能を誇ったりと、すごすぎるスペックです。
Apple純正のワイヤレスイヤホンAirPodsもありますが、音が微妙、遮音性もいまいちなのであまりオススメはしません…。iPhoneの機能を使える利便性はあるかもしれませんが。「ちんあなご」とか「耳からうどん」などと揶揄されていますね(笑)
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⑥ケーブルを交換してワイヤレスに変えてしまう
音質★★★☆☆ 携帯性★★★★★ 価格の手頃さ★☆☆☆☆
これもあまり一般的ではありません。ましてiPhoneとのペアリングで使う人はほぼいないのではないでしょうか…(笑)
やるとすれば、ワイヤレスで究極の高音質を求めたい人が、ウォークマンと無線接続する際に使う方法です。
ウォークマンには、ワイヤレスでもハイレゾ相当の接続が可能なSONYの技術、LDACという機能があります。残念ながらiPhoneにはありません。
ですので、今回はあまり詳しく説明しても意味がないでしょう。
一応、リケーブルしてイヤホンをワイヤレス化できるんだ、ということだけ知っておけば十分ですね。
●SONY “muc-m2bt1”
●Westone “WST-BLUETOOTH”
【まとめ】
以上、ジャックのないiPhone7以降で音楽を聴く、6つの方法でした。
予算や使い方に応じて、自分に合った方法で音楽を楽しんでいきましょう!
5つの質問に答えて、
ピッタリなイヤホンを探し出そう!
→【イヤホンコンシェルジュ】
これだぁぁぁずっと探してたサイト!
なんで見失ってたんだぁ俺のばかばかばか
今まで見てきたイヤホンサイトの中で一番分かり安いです。ありがとうございます。