先日中古でCOWON PLENUE Sを手に入れて、1ヶ月ほど使ってみたところでレビューしたいと思います。

まず外見から。

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特に特徴のない直方体です。

AKのような個性的なところはないですね。

筐体はアルミ削り出しですが、強度はいまいち。そしてアルミのわりには軽い。

 

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付属レザーケースを装着したところ。

シンプルな印象に好感がもてます。

手に取った感じもほどよいグリップ感。

 

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上部に電源ボタン、3.5mmバランス端子、アンバランス端子が並びます。

電源ボタンはくぼみの内側にあるので、勝手に押されてしまうこともないです。

 

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右側面にボリューム・一時停止・曲送り戻しボタンがあります。

個人的には、このボタン式がとても気に入っています。

ダイヤル式は直感で回せるのはいいですが、ポケットや鞄の中で勝手に回ってしまうのがとても嫌でした。

AK320は胸ポケットに入れた瞬間にグルンと回ってしまい、急激に音が大きくなって慌てることが何度かありました。

PLENUE Sのボタンはけっこうしっかり押し込む必要があるので、なおさら勝手に押されてしまうこともありません。

 

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下部にUSB端子、専用クレードル用端子があります。

専用クレードルは持っていないので特にレビューはしません。

さらにその左右にあるのはネジ穴です。

 

以上外見ですが、シンプルイズベストといった感じで非常に良いつくりです。

バランスが2.5mmではなく3.5mmなのは、個人的にはプラス評価です。

2.5mmはプラグが折れないか心配になる時があるからです。

特に以前AK120Ⅱを使っていた時は折れそうでヒヤヒヤする場面がありました。

色々な要素を考慮して、ポータブルにまさに最適ですね。

(筐体の強度についてもレザーケースに入れれば全く問題ありません。)

 

 

【音質レビュー】

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使用するイヤホンはCampfire Audio Andromeda。

アンバランスは純正ケーブル(ALO製Litz Wire Earphone Cable)で、バランスはBeat Audio Vermilionで聴いています。

PLENUE Sと同じ価格帯ではAK320があり、AK320はBerutaの所持経験があるプレーヤーなのでAK320と比較しながらレビューしていきます。

 

まずはアンバランスから。

曲を聴き始めた瞬間から、リスニング系サウンドの真骨頂と呼ばれるだけある、素晴らしい音を奏でてくれます。

濃厚で臨場感に優れ、奥行き表現が卓越しています。

左右(水平方向)の広がりもけっこうあるほうで、奥行きの深さと合わさってとても音場が広いです。

AKシリーズとは真反対のサウンドと言っていいでしょう。

AKシリーズはモニターライク・さっぱりした繊細な音を得意としますが、

PLENUE Sはウォームで芳醇な音が得意です。

しかし、解像度が劣るかというと、そうではないところがまたすごいところ。

同じ曲でAK320と比較して「AK320では聞こえたけどPLENUE Sでは聞こえない」という音はありませんでした。

ただ単純に鳴らし方が違うということです。

 

このグルーヴ感のある濃厚な音は、かなりクセになります。

楽曲の“ウマみ”を引き出して楽しませてくれる、そんな鳴らし方です。

 

次に、バランス接続に切り替えてみるとさらに音場が広がり、見通しが一気に良くなります。

これは本当に圧巻です。

正直、体感的にはAK320のバランス接続より、もう半歩広いです。

実際のところは同じくらいの広さなのでしょうが、

PLENUE Sはアンバランス時の濃厚さをある程度保ったままバランス化で広がるので、

損なわれないその厚みのおかげでAK320よりも広く感じます。

おそらく初めて聴いた瞬間にはニヤけてしまうでしょう。

ベル太もそうでした。

 

同じ3.5mmバランスだとNW-ZX2があります。

以前、NW-ZX2も使っていましたが(その時のイヤホンはAK T8iE+Supernova 3.5mm4極)、

全く次元が違います。

ZX2とは比べものにならないほど音場が広いです。

 

また、普段はエフェクトOFFで聴いていますが、

3D SurroundをONにすることでもうあとほんの少し、広がります。

どこがスピーカーから音楽が流れているのではないか、と錯覚してしまうほどです。

 

エフェクト・EQ系の画面は3つあり、こんな感じです↓

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Jeteffect7と名付けられているものですが、

どれもかなり高品位です。

やりすぎれば当然おかしな音になってしまいますが、いい塩梅でかける分には音楽の楽しさをさらに引き出してくれます。

イコライザーも10バンドあり、使いやすいです。

人によっては「高級プレーヤーたるもの小手先のエフェクトなんかに頼るものではない」という考えから、

PLENUE Sを食わず嫌いしている人もいますが、

それは本当にもったいないです。

PLENUE SはエフェクトOFFの状態だと、意外と原音忠実なサウンドです。

DACが一つだけとは思えないほどの、きっちりした描写力をもって音楽を鳴らしてくれます。

 

 

そのほか、スキンもいくつか用意されており、たまに気分を変えたりすることができます。

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根はまじめだけど遊び心もある。

PLENUE Sはそんなプレーヤーです。

 

以上、PLENUE Sでした!

 

※この記事は、Berutaの現在の環境ではありません。

以前のブログで書いていた記事を、そのまま引っ張ってきたものです。

現在はAK380を使っています。